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震災から15年 音楽とともに歩む心の復興
2011年3月11日に発生した東日本大震災におきまして、亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。また、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。あの日から15年が経ちました。当NPO法人では、支援してくださる合唱団の団員の皆様からの寄付やボランティア活動に支えられ、震災の翌年より被災地での活動を続けてまいりました。茨城県日立市、宮城県のリアス式海岸に位置する気仙沼市や南三陸町などでボランティア合唱会を行い、南三陸町ではコロナ禍を除き、現在も「スマイル合唱会」として活動を継続しています。また東京ではチャリティーコンサートを開催し、東日本大震災のみならず、阪神・淡路大震災をはじめとする被災地への寄付活動も行ってまいりました。
2013年に初めて南三陸町を訪れた際、街ごと流され瓦礫の山となった海岸の光景を目の当たりにしました。宿に泊まっていると余震が続き、海から地鳴りのような音が聞こえてきたことを、今も強く覚えています。そのとき私の心に浮かんだのは、「私たちにできることは何か。何かをしなければならない」という思いでした。その思いが、今も活動を続ける原動力となっています。コロナ禍を経て、2024年より南三陸町でのスマイル合唱会を再開しました。さらに昨年は、能登半島地震の被災地である石川県珠洲市でもスマイル合唱会を始めることができました。
災いを避けることはできません。しかし、困難な時こそ人と人が支え合い、助け合うことが何より大切なのではないでしょうか。これからも音楽の力を通じて、被災地の「心の復興」を支える活動を続けてまいります。最後に、ボランティア合唱会を支えてくださっているスマイル合唱団、青春ポップス合唱団の団員の皆様に、心より感謝申し上げます。
NPO法人 音楽で日本の笑顔を 理事長 岡田 秀春
*スマイル合唱会
スマイル合唱会は、被災地の公民館や仮設住宅の集会所などで開催するボランティア合唱会です。
当NPOに所属する音楽家が電子ピアノを持ち込み、童謡・唱歌・昭和歌謡などを皆さんと一緒に歌います。手遊びや軽快なトークを交えながら、会場の皆さんが自然に声を出し、笑顔になり、人と人とのつながりを感じていただく時間を大切にしています。
歌の中で思い出がよみがえり、涙される方も少なくありません。
音楽の力、合唱の力を感じながら、心の復興につながる時間を共に過ごしています。




